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沢の風 ~岩魚の道~
sawanokaze Iwana no Michi
登場人物
岩魚、山女魚、タナビラにはさまざまな顔、色、模様があり個性豊かである。
季節や川、生きた年数でもその姿を変えていく。
僕の出会った岩魚たち、山女魚たち、タナビラたちを紹介しよう。
寂連
解脱の女豹、名は「白朱雀の寂連(ジャクレン)」真っ白な肌に鮮やかな朱点、体高があり体幅は薄く筋肉質、体脂肪ゼロのクールなタナビラ。
おいち
ゼリーに包まれた黒い妖精「おいち」朱点は星型をしているタナビラ、一部が大人になる過程で解脱し「白朱雀の寂連(ジャクレン)」となる。
三郎
黒錆びをまとった雪山の守り神、名は「旗本のサブロウ」鎧の傷は守り神の風格、雪シロのタナビラで「解脱の女豹寂連」の身を盾となり守る。
大和
オレンジ色に染まる腹とすばやい動きの岩魚「ヤマト」。
黒仏阿
雪解けの岩の下に潜む太い黒岩魚「黒ブッタ」。修行を積み名をもらうと、「解脱の女豹寂連」の身を守るために生涯を捧げる。三郎はそのひとり。誰が名付け親になっているかは不明。
桜子
名は「サクラコ」タナビラに見られる朱点はまったく無く桜色に染まる体を豊富なゼリーが包む、やわらかい雰囲気の秋山女魚で銀二の恋人。
銀二
名は「ギンジ」やわらかい雰囲気の秋山女魚「サクラコ」とは反して、ゼリーは薄く硬く野性味ある山女魚で桜子の恋人。
清志郎
黄金色のゼリーに包まれた青い唇の山女魚「影武者のキヨシロウ」。仲間思いで大酒飲みの風来坊、山女魚の藤子が好きだが、いつもふられている。
たけし
とがった思春期真っ只中の山女魚「タケシ」目つきが悪く元気のいい盛りだ。
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